ツルバダとは:抗HIV薬
ツルバダとは、エイズの原因となるHIVウイルスの感染を防ぐ、抗HIV薬です。
ツルバダとは、「Truvada」という商品名で、「TVD」とも略され、次の2つの成分の入った抗HIV薬です。
|
そして、エムトリシタビン200mgと、テノホビル300mgが含まれている薬を「ツルバダ」と呼びます。
「ツルバダ」が使われるのは、主に、次の2つの目的のためです。
|
「HIVウイルス感染者の治療」というのは、「ツルバダ」と他の抗HIV薬を併用することで、HIVウイルスが増えないようにするための治療薬として利用して、エイズの発症を抑えるために使われます。ツルバダの本来の使い方は、以上のように、治療として使う使い方です。
「HIVウイルス感染の予防」というのは、「ツルバダ」で抗ウイルスの血中濃度が高い状態にすることで、HIVウイルスを持っている人とセックスしても、HIVウイルスの感染を予防できるように使われます。
「ツルバダ」は、本来は治療薬でしたが、2012年にアメリカでHIVウイルス感染の予防薬として認められて以来、コンドームなしの生セックスをする人たちの間で、HIVウイルスの感染予防に用いられるようになりました。そのため、現在、海外からツルバダを取り寄せて使う人のほとんどは、予防薬として使用しています。
ただし、日本では予防医療には保険が適用されたにため、「ツルバダ」を使いたい場合は、病院で1回2万円前後の診察を受け、さらにツルバダ1錠につき約4,000円を実費で購入しなければいけません。そのため「ツルバダ」を1ヶ月使い続けると、診察代に加えて、ツルバダの薬代でも約12万円もかかってしまうため、正規品のツルバダを使っている人は、ほとんどいません。そのため、普通は、ツルバダのジェネリック医薬品である『テンビルEM』を個人輸入サイトから購入して、使う場合がほとんどです。
ツルバダとは、HIVやエイズの予防薬!
ツルバダのジェネリック『テンビルEM』正規品
ツルバダとは:オンデマンドPrEPで使うが一般的
ツルバダとは、HIVウイルスの感染予防で使う場合、メジャーな使い方としては、次の2つの使い方があります。
|
「PrEP」は、毎日ツルバダを飲み続けることで、体内のツルバダの血中濃度を高めて、いつでもHIVウイルス予防できる状態にする方法です。PrEPでの使用は、常にHIVウイルスに感染する危険性のある、風俗嬢やAV女優、AV男優のための使用法なので、普通の人は、PrEPで使用することは、まずありません。
「オンデマンドPrEP」は、生セックスの前後に、瞬間的にツルバダの血中濃度を高めることで、一時的にHIVウイルスを予防できる状態にする方法です。オンデマンドPrEPは、手軽な上に、ツルバダの消費数も少ないため、現在では、一般的なHIVウイルス感染の予防法です。そのため、不特定多数の人と時々生セックスを楽しみたい人や、ゲイの方は、オンデマンドPrEPで利用します。
「ツルバダ」のジェネリック医薬品は、海外では「テンビルEM」という商品名で売られています。そのため、生中出しを楽しみたいけれど、エイズになって高額の医療費を一生払い続けたくない方は、お守り代わりに『テンビルEM』も常備しておくと、いいかもしれません。